潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎
●40代 男性
東京都町田市の東洋はり灸整骨院の石丸先生の紹介にて来院。
●症状
・潰瘍性大腸炎と診断されて18年。
・症状がひどくなり、現在休職中。
●施術経過
〇1回目
◇証:腎脾相剋証
・右の太谿 補法 銀寸3-1
・右の太淵 補法 銀寸3-1
・左の太白 補法 銀寸3-1
・右の偏歴 瀉法 S寸3-1
・背部 虚実を弁えて鍼で補瀉
・左右の崑崙 小指頭大の施灸
・上背部~臀部の兪穴の虚所見 小指頭大の施灸 各1壮
・肩背腰部と脹脛に散鍼
・三陰交 小指頭大の施灸 各1壮
・足三里 小指頭大の施灸 各1壮
・中脘 小指頭大の施灸 1壮
・天枢 小指頭大の施灸 各2壮
・関元 小指頭大の施灸 1壮
〇9回目(初回から23日目)
経過:便秘や下痢は無くなってきた。
腹痛もなくなってきた。
朝食時に、少し痛む事がある。
◇証:肺肝相剋証
・右の太淵 補法 銀寸3-1
・右の太白 補法 銀寸3-1
・左の太衝 補法 銀寸3-1
・他は初回と同様。
〇13回目(初回から44日目)
経過:前回施術の夜、下痢で排便したが、その後スッキリした。
数日間は大変調子が良かったが、昨日から腹痛あり。
◇証:腎脾相剋証
・左の太谿 補法 銀寸3-1
・左の太淵 補法 銀寸3-1
・右の太白 補法 銀寸3-1
・他は初回と同様。
〇18回目(初回から74日目)
経過:2週間以上、水様性の便は出ていない。
しかし、違和感や腹痛はある。
◇証:肺肝相剋証
・左の太淵 補法 銀寸3-1
・左の太白 補法 銀寸3-1
・右の太衝 補法 銀寸3-1
・他は初回と同様。
〇26回目(初回から157日目)
経過:3週間以上、下痢は無い。
3週間も下痢が無いのは初めて。
しかし、違和感や腹痛はある。
◇証:肺肝相剋証
・右の太淵 補法 銀寸3-1
・右の太白 補法 銀寸3-1
・左の太衝 補法 銀寸3-1
・他は初回と同様。
※23回目より、腹部に塩灸も施術。
〇31回目(初回から285日目)
経過:完治ではないが、調子はだいぶん良い。
先日の検査で、大腸に潰瘍はみられない。
2日前から職場復帰。
◇証:肺肝相剋証
・右の太淵 補法 銀寸3-1
・右の太白 補法 銀寸3-1
・左の太衝 補法 銀寸3-1
・他は前回と同様。
現状維持の為、月に1度、継続的に来院中。(2021年8月)
※症状の改善には個人差があります。