白血病治療後の体調管理
白血病治療後の体調管理
●１０代 女性
●症状
・白血病を患い良くなったが、体調が優れない。
・退院後は起き上がる事も大変で約１年間、自宅で療養。
・お母様が、毎日つらい所にお灸をして少しずつ外出できる様になった。
・入院中はずっと、右の鎖骨上窩からカテーテルを挿入していた為、
首や右肩にかけてのコリが大変つらい。
・臀部から大腿後面にかけての神経痛な様な痛み痺れがある。
強い痺れが２～３回／日。痺れが無い日もある
・胸骨の強い痺れ痛み。
●施術経過
〇１回目
◇証：肺肝相剋証
・右の太淵 補法 銀寸3-1
・右の太白 補法 銀寸3-1
・左の太衝 補法 銀寸3-1
・背部 虚実を弁えて鍼で補瀉
・背部兪穴 小指頭大の施灸
・首や肩まわり 虚実を弁えて鍼で補瀉
・三陰交 小指頭大の施灸 各１壮
・足三里 小指頭大の施灸 各１壮
・関元 小指頭大の施灸 １壮
◇施術後
・首を回しても、コリコリいわない。
・首が楽になった。
・気が巡った感じがする。
・同席のお母様も、「顔色がすごく良くなった。」
〇２回目以降も、ほぼ同様の施術。
しかし、その時の体調や愁訴に応じて施術。
以下、経過のみ記載。
〇－－－－－〇－－－－－〇－－－－－〇
●２回目 来院時
・肩コリが楽になった。
・首のコリは、10が6or7になった感じ。
・胸骨と仙骨の痛みは変化なし。
・首コリと肩コリが酷く、お灸を沢山していたが、
どうにもならなかった。
前回治療後、かなり楽になった。
●９回目 来院時
・学校の授業などで、肩と首がこっているが以前程では無い。
・胸骨と仙骨の痛みは、あったりなかったり。
●１５回目 来院時
・臀部から大腿後面にかけての神経痛な様な痛み痺れは無くなった。
●２２回目 来院時
・胸骨と仙骨の痛みは、以前より良くなっている。
・長い時間、座れる様になった。
（以前は仙骨の痛みで長時間、座る事が出来なかった。）
●継続して来院中(2019年12月23日時点)
来院時はすでに、大学に通える程に回復しておられましたが、
疲れやすく授業で座る事もご本人には大変な事だった様です。
施術を継続する事によって、辛くてもどうにもならなかった
症状が、少しずつではありますが楽になっている状態です。
当院の施術は、ご本人が持っている「自然治癒力」すなわち
「自分で自分の身体を治す力」を高める事を目的をしております。
ですから、そがはり灸院では「はり・きゅう」施術によって、
患者さんご自身が、ご自分の自然治癒力により症状を改善する
ためのお手伝いをさせて頂いているという考えの元で施術しております。
※症状の改善には個人差があります。
2014年10月22日