頭痛と生理痛
女性で生理痛があり、頭痛でも悩んでおられる方は、ズキンズキン痛む、ガンガン痛むなどの血管の拡張による頭痛が多い様です。現代医学的によると、頭部の血管が拡張して神経が刺激されてしまう事で痛みが生じているそうです。
一般的には、市販の鎮痛薬を服用し、それでも治まらない様になると処方された薬を服用し、辛い症状を一時的に抑えている方が多いと思います。この様な事を繰り返しながら、頭痛に悩みながら、頭痛と何十年も付き合っている方は少なくないと思います。
この様な症状に対して当院ではどの様な治療をするのか?
一言で簡単に言えば、「身体全体の気の流れを良くする」です。そうすれば、患者さん自身が持っている自分で自分の身体を治す力、即ち自然治癒力が高まり、頭痛や生理痛が発症しない身体に変わっていきます。
どんな所に鍼をするのか?
頭痛で来院された患者さんの中には、テレビである様に頭をブスブス刺されると覚悟して来院される方もいらっしゃいますが、頭が痛いからと言って頭には刺しません。
まず、仰向けで横になって頂き、脉診や腹診でどこのツボに鍼をしたら良いかを診ます。
そして、腕では「肘から手首にかけてのツボ」、足では「膝から足先にかけてのツボ」に鍼をします。この時の鍼は多くの方が、「全く何も感じない」又は「鍼をしたのですか?」と言われる様な繊細な鍼です。この繊細な鍼技術が、手から手に伝えられてきた伝統的な鍼灸術の一番重要な治療となります。
次に、うつ伏せになって頂き、主に背中にお灸や鍼を施します。お灸といっても熱くなる前、又は温かい位で取り去ります。鍼は皮膚に当たる時にチクッとする時がありますが、決して深く刺しませんし、万が一痛くても我慢する必要はありません。
再度、仰向けになって頂き、「熱くないお灸」「痛くない鍼」を施して治療終了となります。
施術時間としては、初診は60分~90分かかります。2回目以降は30分~60分です。
来院ペースとしては、基本的に週1回を目安としていますが、治療初めの頃は週2回来院して頂いた方が効果的です。
「鍼で頭痛や生理痛が良くなるのか?」「気の流れを良くする?」と、特に東洋医学に興味の無い方は怪しく思われるかもしれませんが、お悩みの方は是非ご来院下さい。