関節リウマチ
関節リウマチ
WHO(世界保健機)が、鍼灸療法の有効性を認めている疾患です。
しかし、現代医学でもそうですが、完治させるのは難しい病気です。
関節リウマチは、関節を主な病変とし、慢性の炎症性疾患です。
進行すると、関節の破壊と変形が生じ、関節が固まってしまって(強直)、全く動かせなくなります。
リウマチは自己免疫疾患の一つです。
私たちの体には、免疫というシステムがあり、自分の体の中に入ってきた細菌やウイルスをやっつけて自分の体を守る働きがあります。
例えれば、自分の体を守る兵隊さんがいて、ウイルスが入ってきたら兵隊さんがやっつけてくれるというシステムがあります。
この兵隊さんが、自分の体の一部をやっつけてしまうというのが自己免疫性疾患です。
関節リウマチでは、関節(滑膜)を攻撃してしまう兵隊さんが現れてしまうという事になり、自分の関節を敵だと間違えて破壊してしまいます。
現代医学の進歩で、関節リウマチのお薬も大変効果がある物が開発されている様です。
鍼灸による経絡治療では、まず全身の気血の流れを整える為に、肘から手先にあるツボや膝から足先にあるツボに鍼をします。
次に、炎症の起きている関節付近に、接触程度の鍼やお灸(熱くなる前に取ります)を施します。
リウマチは関節の症状が多いですが、自己免疫性疾患という全身症状ですから、全身を調整する治療が必要であると考えます。
副作用でお困りの方、痛みでお困りの方など、あきらめずにご相談下さい。